皆さん、新年あけましておめでとうございます。

２０２３年、新しい年のスタートです。昨年もおかげさまで会社経営に影響を及ぼすような大きな事故、事案を発生させることなく新年を迎えることが出来ました。これもひとえにここにいる幹部の皆さん方、そして昼夜を問わず最前線で業務を遂行している隊員の皆さんあっての賜物です。本当にありがとうございます。この場を借り、改めて感謝申し上げます。

皆さんも未だ記憶にある通り、昨年までの年頭のあいさつは、前任の五十嵐前社長から一年の抱負について新年のスタートにふさわしいメッセージが発信されてきました。しかし今年２０２３年からは、私から皆さんに新しい年を迎えるにあたり、今年一年の方針を発信することとなりました。会社の舵取り役として、正しい目的地へ皆さんを導くための抱負を伝える初めての年ということで、柄にもなく身が引き締まる思いでおります。

そんな思いの中、新しい年を迎え、私から皆さんにお伝えし共有いただく事は、時代は今、「何が起こっても不思議ではない『まさかの時代』に突入した」ということです。　　　

今から遡る事約三年前、新型コロナウィルスの全世界的感染拡大により、人々が行きたい場所へ行くこと、友達や離れて暮らす家族に逢うこと、仲間と楽しく食事やお酒を飲むこと等が制限されました。個人的に今尚受け入れ難く信じられないのですが、大切な人との最期の別れさえも制限されるという事態が起こりました。また、世界が平和へ向かっていく為に英知を集結させている時代と思っていた筈が、昨年２月に起こったロシアによるウクライナへの侵攻。世界の中で主要国であるあの大国ロシアが武力を使い他国に戦争を起こしました。国内においては、一国の首相経験者が街頭演説中に手作りの銃によって公衆の面前で殺害されるという前代未聞の事件も起きました。他にも中国、北朝鮮の動向、エネルギー資源、食糧価格の高騰による世界的急速なインフレ、今は日銀の金利緩和政策の修正により少し落ち着きましたが、急激な円安、株価の急落等々の『まさか！』が起こっています。そして今後もこれらの『まさか！』から派生する『まさか！』がいつ起こってもおかしくないと私は思っています。

ただ誤解しないでほしいのは、私はいたずらに不安感を煽ってる訳でははありません。私が皆さんに伝え共有したいのは『このまさかの時代である事をしっかり認識し、そんな時代だからこそ、皆一人一人が、どんな事態が起こったとしても、決して慌てることの無いよう、準備をし対応していける組織、会社に一刻も早く構築していきましょう。』ということです。その為には、先ずは昨年末に申し上げた通り、先ずは何はともあれ『心身ともに健康な状態を維持しましょう。一人一人が心も身体も大切にしましょう。』です。昔ら言われている通り『身体あっての物種、身体あっての仕事』です。本当にその通りだと思います。今、私たちが心身ともに健康でなければ、こうして話をしたり、聞いたり、この場に参加したりが出来ない訳ですから。今年、いやこれから先もずっと、一人一人ご自身の心と身体を大切にしていき、その上で理念の実践、基本行動・10ヶ条の心得を実行していきましょう。理念について、基本行動・10ヶ条の心得については、各事業所において、朝礼等で唱和し内容についても事あるごとに確認されていると思いますので深堀しません。但し新年の始まりという節目ですので、今一度ご自身で確認ください。

皆で今年一年、いやこの先一日でも長くＫＳＰ・ＥＡＳＴの一員として共に業務を通じ社会に貢献していくことを重ねてお願いします。

代表取締役　柏倉　智之