9月28日(水)EAST本部・事業推進部では、セキモトビル3階にて緊急事態への備え及び対応実習の一環として、金子茂文防災担当顧問を講師に消防訓練を行いました。金子顧問は、火災時には①冷静さを保つ②エレベーターは使わない③煙を吸わないことを心がけ、また初期段階においては、①見つけたらすぐに知らせる②3分以内に消火する③速く逃げる(ドア・窓を閉め、空気を遮断する)ことが原則であると強調しました。そして、「初期消火においては、一人で消そうとせずに大声で助けを求めてください。天井に燃え広がるまでは消火に努め、それ以降は諦めて直ちに避難してください。」と話し、火元別初期消火のポイントも伝達されました。さらに、火災による死亡原因で最多であるのが「一酸化炭素中毒」であり、火災で発生する”煙から迅速に非難する”ことが大事であると力説され、①煙の中では姿勢をできるだけ低くして逃げる(床上20㎝くらいは煙の濃度も薄く、視界も少しは開けている)②ハンカチやタオル(濡らすとなお良い)を口に当てる③周囲が見えにくい場合は、壁を触りながら逃げる④逃げたら、絶対に戻らない(時間が経つにつれ火災は拡大する)⑤エレベーター(途中で停止する可能性がある)ではなくて階段を使用する⑥予め避難口や避難階段を確認しておく、等の避難方法が指導されました。後半では、具体的に事務所に設置された緩降機 ”オリロー”(使用者が他人の力を借りずに自重により自動的に降下することができる避難器具)や消火器、自動火災報知機等の使い方が実演され、参加者らは熱心に消火体験を行いました。