コロナ禍で異例ずくめの開催となった「東京2020大会」では、数多くの競技会場における柔軟で効率的な警備員の配置のために会場間の統合的運用などが必要として、その警備に民間警備会社533社が垣根を越えて協力し合う共同企業体(Joint Venture)、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会警備共同企業体(JV)」(共同代表:セコム株式会社・綜合警備保障株式会社)が設立されていましたが、大会が無事終了した今秋、同事務局よりその組合員である弊社にも『感謝状』が贈られました。
日本の警備業は、「東京1964大会」を契機として急速な発展を遂げた歴史があり、今大会においては業界挙げて”恩返しをする”というモチベーションもありました。警備業界が一丸となって「ワンチーム」、「オールジャパン」というこの新しい形でアスリートのもたらす感動を守り大会の成功を支えることができたことは、海外メディアでも高く評価されましたが、この「レガシー」は、今後の日本そして世界の「安全・安心」に貢献し、業界のさらなる発展を導くでしょう。
<五輪警備で導入されたJV統一の制服>
藍、紅、白の3色を用いた清潔感のあるデザインが特徴で、背中には「SECURITY」の文字が入る。盗難などの防止のためにICタグを内蔵した他、暑さに配慮した素材を使用。JVより組合員に寄贈されたもの。