2025年9月1日、防災の日に合わせて当社では防災訓練を行いました。
今年度は「帰宅困難になった時の対策」と「防災備蓄品を実際に手に取ってみよう」をテーマに
防災指導担当から防災の知識を学びました。
巨大地震・大規模災害が発生したとき、あなたは「帰りますか?/帰りませんか?」
大規模災害発生時の公共交通機関の運行停止や、道路障害による交通止めが発生した中で
帰宅困難者が自宅に向けて一斉に帰宅を始めた場合、路上や駅周辺が非常に混雑し、
集団転倒(群衆雪崩・将棋倒し)の発生や、落下物による受傷のおそれがあるなど
非常に危険な状態になることが考えられます。
災害発生時、人命救助のデッドラインは72時間と言われています。
救命・救助や消火活動の妨げとなるので、72時間はむやみに移動せず安全な場所に留まることが推奨されています。
防災備蓄品
当ビルでは勤務中などに大規模災害が発生し、72時間ビル内に留まることになった際に備えて
100人分3日間想定の防災備蓄品を保管しています。
簡易トイレやスーパーランタンや救急セットなど、実際に手に取り使い方を学びました。
長期保存可能なトイレットペーパーや毛布は真空パックに入っており、
実際に使うことを考えたら、カッターやハサミも備蓄品と一緒に置いておくほうが良さそうです。
また凝固剤を使用する簡易トイレは、自治体の指示に従って廃棄することになっているため
長期間置いておくことになるので、消臭剤なども常備してあると◎とのこと。
栄養補助食品の試食もしました。優しい味で美味しかったです。
今回の防災訓練で、当社代表も防災指導担当も口をそろえてお話しされたのが
「自分の身は自分で守ろう」「自分のために備蓄をしよう」でした。
会社で用意している備蓄品は最低限です。
持病のある方が日常で服用している薬や、嗜好品(塩や醤油などの調味料)を用意することは難しいので
自分で自分のための備蓄をしておくことも大切です。
今後も当社では日頃より防災意識を高く持ち、防災訓練を継続して実施し、
災害発生時に円滑な対応ができるよう取り組んでまいります。